【完】俺様彼氏×鈍感彼女




目が、そっと閉じようとしたときだった…。


「…んっ」


周りのカーテンが勢い良く開いた。


「鍵も閉めないで…不用心すぎだ、ドアホ」

「よ…すけ…?」


どうして…??


「ほらよ」

「…ぁ」


陽介はあたしの体の上に、ポカリをおいた。



「疲れてんだろ? 飲めよ」

「い、いいよ!」

「バァカ。遠慮なんてすんな」

「…じゃあ、お言葉に甘えて…」


あたしはそっとポカリを口にした。






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