子宮にピストル
でも、訪れたのは『絶望』


~♪~♪~♪


私の大好きな歌。
彼だけの特別な着信音。
今ではもう、鳴る事は無い


――パチン…


泣き腫れた重たい瞼を擦りながら、新着メールを開いた。


「――っうぅ…ぁ…」


ぽろぽろ、ぽろぽろ、

涙が溢れてくる。

濡れた画面に表示されている文字は、私の求めていたものとは掛け離れていた。
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