子宮にピストル
 
≪狂ったお前とはもうやっていけない。俺も最低だけど、お前も最低だから!こんな事ならエリカちゃんにしとけば良かった。まぁ、楽しかった事は楽しかった事で良い思い出なんじゃね?お前の事は、お陰でさっさと忘れられそうです。お前も俺の事はさっさと忘れてくれ。今までありがとな、バイバイ≫


じくじく、
じくじく、


心が黒く侵食される。

楽しかった思い出も、大好きだった彼の笑顔も、黒く黒く塗りつぶされていく。


「…はは、ははは」


――ガン!ガン!


笑いながら、壁に額を打ち付けた。何度も、何度も、何度も、打ち付けた。


切れて血が出るまで。
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