子宮にピストル
数日後、病気を理由に退職


上司、同僚、次々と連絡が来たけれど、全て無視をした。そして、その中で見つけた未登録のアドレス。


彼からだった。


不思議だね?メールを開く瞬間、私の心は妙に落ち着いていた気がする。

あんなに泣いていたのに、あんなに叫んでいたのに…、何の感情も湧いてこなくなっていた自分に驚いた。


――パチン…


メールの内容は、謝罪一色。

どんなに謝られても、どんなに甘い言葉をかけられても、心が動かなかった。

どうせ嘘でしょ?バツが悪くなってメールして来ただけでしょ?隣にはエリカが居るんでしょ?

心が死んでいる、自分が居た。
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