子宮にピストル
翌日、
吐いてでもご飯を食べた。部屋に閉じこもるのを止め、外に出た。そして気がつく。外はこんなにも光で溢れていた事に。
「あれまぁ?菜々子ちゃん、大丈夫かい?」
愛犬の散歩をしている途中、近所のおばあちゃんが声を掛けてきてくれた。
「お母さんに聞いてるよ。体調悪いんだってねぇ…、可哀相に…」
――ガサ…
「ほれ!これでも食べて元気出して」
そう言っておばあちゃんは、黒糖の飴を手に握らせてくれる。甘い、甘い、飴――
吐いてでもご飯を食べた。部屋に閉じこもるのを止め、外に出た。そして気がつく。外はこんなにも光で溢れていた事に。
「あれまぁ?菜々子ちゃん、大丈夫かい?」
愛犬の散歩をしている途中、近所のおばあちゃんが声を掛けてきてくれた。
「お母さんに聞いてるよ。体調悪いんだってねぇ…、可哀相に…」
――ガサ…
「ほれ!これでも食べて元気出して」
そう言っておばあちゃんは、黒糖の飴を手に握らせてくれる。甘い、甘い、飴――