風_現実(7月10日20:40更新)
確かに私には、対した宗教的観念もない。

それでも、祖父母の葬儀から、ある程度の仏教観というものや、そういった魂を鎮める場所に対する畏敬の念というものは培ってきている。

私は特に何かの教えを信仰している訳でもなく、まあ盆暮れに帰郷でもすれば祖父母に手をあわせるぐらいのものだ。

高校生時代には、大晦日から仲間と誘い合わせて、善光寺へと二年参りとしゃれこんだものだが、結局は信仰の類ではない。

そんな風に深い信仰は無くとも、人間は誰にでも目に見えない存在を信じている部分があると思う。
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