風_現実(7月10日20:40更新)
そして、これ見よがしに、他部門や別の営業所へと移動した者達へ贈呈するための『記念品』だの『寄せ書き』だのを個人へ贈るために一つ一つ梱包していた。

その着実な手際、丁寧な作業は、本当に美しかった。

思わず私は、その動作に魅入ってしまった。

とは言い過ぎだ。

というか、まあ冗談も程々にしたい。


やがて、それを見ていた私に、先日のスーパーアグリ主任のこともあって、
「kubocoも散々世話になったんだから何かやんなさいよ!」
と強い口調で強要してきたのだ。
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