風_現実(7月10日20:40更新)
その風景は、私にとって、懐かしきものなのだ。

何故なら、よく来るとは言え、いつも車で来ているからだ。

もう、電車のホームの風景など、出来れば見たく無いのだ。

それでも、こうして師匠らと飲む為ならば、仕方無いと思える。

そしてまた、その風景すらも原点に戻れるような清々しい思いがある。

でも、やはり普段は乗りたくも無いし、どこの駅さえも降りたくも無い。

それでも、こうして、時々、戻りたいことがある。

それが先日のことだった。
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