風_現実(7月10日20:40更新)
二十歳から高校へ通っていた頃、高校を辞めていく奴らを何人も見てきた。

40名いた同級生は、卒業する頃には30名しかいなかった。

他の7クラスも同じような状況だった。

その中に、何人も友人と呼べる者たちがいた。

それでも、彼らを止めることはできなかった。

時々、強い後悔の念に苛まれる。

「あの時、救ってあげられたなら・・・」
と。
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