風_現実(7月10日20:40更新)
自分の中にある、ほんの一握りの何かを切りつめ切りつめ、まるで膿を出すかのように。

そして、当てもなく心を掻き回し、嫌になるような自問自答の繰り返し。

小さな水たまりを掻き回しても、それはただ濁るのみ。

小魚一匹捕れやしない。

浅瀬の中で、苦し紛れに何かを表現しては、
「自己嫌悪」
その繰り返しだ。
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