風_現実(7月10日20:40更新)
そんな日々は、震災の渦中によるストレスがあったとしても充実していた。

それがあったからこそ、私は身体を壊すことなく、元気に日々を送れていた気がする。

本当に、毎日がエキサイティングだった。

言葉が脳裏に浮かび、それらを形にしていく時間。

生み出された言葉は、今までの構想を繋ぎ合わせ、新たな展開を生み出した。

そんな数々の行為が、やがては私を夢の地へと導いてくれる気がした。

その一年は、決して現実的には前へ進むことは無かったが、何だか内面というか精神面が前進しているような感覚を得た。

だから、思えば、そこまでは私は夢へと向かって前進していたに違いない。
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