風_現実(7月10日20:40更新)
今でも、そんな長野の道を走ることがある。

夏や冬の長期休暇を頂けた時など、父の仕事を手伝う時は、大型トラックでもそんな過酷な道を走行して配達をする。

トラックのトルクを生かしながら、速度を殺さぬよう、曲がりくねった坂道を登る。

決して積みにを崩すことなく、加重の移動を身体に感じながら、丁寧に、時にアグレッシブに、アクティブに身体を反応させる。

私は、父の会社の4トントラックが好きだ。

「いつか、パリダカに出場する」
と、常に言っているわけだが、私は、かつてのパリダカに参戦していたチーム藤原さん(鯉のぼりで有名)のように、トラックでの出場も面白いと感じている。
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