風_現実(7月10日20:40更新)
自動車工場に着くと、早速、顔見知りの工場の方から声をかけられる。
「あの車、そんなに好きなんだ。もうエンジン降りてるし、担当者その辺りにいるから」
と。
私は、その仕事の早さにも驚きつつ、工場内へと進んでいった。
そこには、ボンネットをあんぐり開け、リフトで持ち上げられた毒マシンがいた。
しかも、ボンネットの中は、ドンガラになっていた。
そして、その前にエンジンが二機。
そう、ブローしたエンジンと、積み替える為のエンジンだ。
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