そんな君が愛しい




俺が沙葉を好きって事は

誰も知らない



ただ沙葉と仲良くなりたい、
そう思ったから
今だって
こんな風に話してるんだ……



「あのCD良かった♪」


沙葉がニコニコと
俺に笑いかける。



「だろだろ?!
俺もめっちゃ好きなんだよ」



そんな彼女に
俺も笑顔で会話を弾ませた。


性格も趣味も合うし、
たぶん
沙葉とは相性がいい。



ただ
同じものが好きなだけなのに

それだけが
すごく嬉しくて……







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