そんな君が愛しい
自然に君との未来を
俺は望んでいたのかも知れない……
沙葉の気持ちなんて、
悲しいくらいに
分かってるくせに……
「爽ーっ★」
向こうから俺を呼びながら
駆け寄ってくる人物。
その人物に
沙葉は顔を赤らめた。
そして駆け寄ってきた奴に
俺は話しかける。
「どーしたんだ、亘?」
俺が尋ねると亘は
大きく溜め息をついた。
「おっまえなあ~ι
今日、日直だろ?!
先生がお前を探してたぞ」
「え、マジで?!」