そんな君が愛しい




「あのね……
こんなこと急に言ったら
驚くかもだけど


…………協力してほしいの!
一ノ瀬くんとの恋を」



「…………ぇ?」



真剣な眼差しの沙葉に向かって間抜けな声を
発してしまった。



「きゅ…急にごめん!///
やっぱ迷惑だよねι」



顔を真っ赤にさせて
苦笑いをする沙葉。



俺の淡い期待は

沙葉の言葉によって

残酷なほどに

引き裂かれた……。




…………告白。


一瞬でも
そう思った俺は
本当に馬鹿だった……




< 22 / 88 >

この作品をシェア

pagetop