そんな君が愛しい
*僕の大切な人。



爽side


「沙葉っ!」



放課後、
俺は沙葉を見つけて

彼女の元へ駆け寄った。



「爽くんっ!」


沙葉は一回驚いた後に
俺に笑いかけてくれた。



「途中まで一緒に帰らない?」




もう心の準備はできた。

あとは
実行するだけだ。



「いいけど……羅南がいるから3人だょ?」



そう言って沙葉は
羅南を見て言った。
すると素早く羅南が反応した。


「あぁ…それだったら
あたし用事できたから2人で帰って」




< 70 / 88 >

この作品をシェア

pagetop