恋せよ乙女


気付けば正面に学校が見えていて

足取りが更に重くなる。



周りから聞こえてくる雑音はどれも明るい声ばかり。
その雑音と共に大勢が学校の中へと吸い込まれていく。


あたしもその波に呑まれながら正門を通り過ぎようとした時、視界の端に映り込んだ人物がいた。


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