恋せよ乙女

【3―1】

そう標されたプレートがぶら下がる教室へ入ると、そこも又雑音が響いていた。

空いている席を探せば、運の良いことに窓際の最後尾という人気の場所が空いていた。



その場へ行くと、空いている様に見えただけで既に、机の横に鞄が掛けられていた。


……ダメだったか。


軽く溜め息を吐き再び空いてる席を探そうと回りを見回しとき、



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