恋せよ乙女
先輩達は、あたしが全く屈しない事が相当頭にきていたらしく、度々部室に呼び出してはあたしに痛みと言う苦痛を与えていた。
体にはいつのモノか分からない痣が沢山出来ていた。
勿論その日も呼び出され、お約束の様にシメられた。
でも、少しいつもとは違っていた。
それが何なのかはっきりはしないけど、違和感を感じてた。
先輩達の手が止まり、
『疲れた』
それが終わりの合図。
なのに、その日は手が止まってもその言葉が出なかった。その代わりに
『やっとお前の泣き顔拝めるわ』
先輩達のニヤけた顔がそこにはあった。