恋せよ乙女


1人があたしの上に乗り、2人が手足を押さえる。

どう足掻こうがもがこうが、あたしの力では敵う筈もなく、完全に自由を奪われた。



耳元ではハーハーと気色悪い息遣いが聞こえ、それは、完全にアイツとダブった。


「ヤメロー、クソッたれー」

それは、あたしの叫び声とほぼ同時だった。


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