ONE-SIDED LOVE

バシッ
『痛っ』
「へっへーん」
『海治!!』

ありすの頭を叩いて逃げていく海治

「海ちゃんってありすのこと好きよね。絶対(笑)」
『…ないない(笑)』
松井茉李にそう言われ否定

「絶対好きだって!」
「誰が??」
保育園生のころから仲良しのともくんがきた
「綾木くんがありすのこと」
「そうなん??」
「見よってみ♪」

絶対ないのに と思いながら作業を進める

バシッ
『痛っ!またあ??(笑)』
「ぼーっとしとるのが悪い(笑)」
『真面目なの!(笑)』

海治が通り過ぎたあと
「ね?絶対好きよね」
「うん」
茉李とともくんが話してた

『違うだろお~、男子みたいだからじゃない?』
「いや、絶対好きよ」

これ以上聞いたら恥ずかしくなるからもういいや

中口くんをチラ見しはじめた
男子とふざけて笑いながらも作業を進めている

かっこいい

そうして準備は終わり解散となった


もちろん一人で下校

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