大切だった貴方に今伝える
ある日、私は「再婚」を身近で思い知る事になる。


「空夏……ママ…再婚しようと思うの」

私は相手の事を知っていたしいずれ「再婚」をすることは気づいていた。

「そうなんだぁ。別にいいんじゃない」

私はホントは嫌だった。
なにより今の学校を離れるなんて嫌だし、苗字が変わるのも転校も嫌だった。

「そう。ありがとう。二年生からは新しい学校だから引っ越しの準備しといてね!」
「わかったー」

もうどうでもいい

どうせ転校しても友達なんかいらない
彼氏もいらない
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