先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
―――…
「じゃあ、1時間後に」
「うん」
あれから30分後、食事を終えると瑠花と近くのカラオケにいくことになった
ストレス発散と千尋先生のことを思い出さないために
何かをしていれば、そのことを考えない
そう思い、瑠花と出かけることにしたのだ
「また、あとで」
「はいよー」
瑠花に手をふり、私は自分の部屋に戻る前にクリーニング室から洗濯物を取り込みそれを持ちながら部屋に向かおうとした時だった―…
「…………あ」
♪~♪~
どこからか聞こえてくる音に私の脚が止まる
歌声じゃない…なにかの楽器の音?
なんだろう
その音色に惹かれるように私はその場所に自然と脚が動いていて…
自然と音が聞こえる部屋の前にたどり着いた
この音は、ピアノだ
落ち着くような優しいメロディー
誰がひいてるんだろう
そう思い、少しだけあいたドアから姿を覗くと…
「…あ」
その姿にびっくりする
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