先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






「…千尋先生」



私、不安で押し潰されそうだよ


私がいけない、分かってる


だけど…行かないで


行かないで


行かないで…


そんな風に何回も願ったのに―…



「………っ」


先生達は、寮を出ていってしまった




















その土日、私の頭はやっぱり


千尋先生と謙先生のことでいっぱいで…


何をしていても、不安が消えることはなかった






.
< 118 / 237 >

この作品をシェア

pagetop