先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
――――……
土日があけた月曜日の朝
「はぁっ」
カーテンの隙間から感じる光りに私は身体を起こした
もう、朝か…
結局、この二日間
私はほとんど眠れなかった
理由は千尋先生と謙先生のことだ…
なんだか、私ってば
この学校に来てからこんなことばかり
自分でも呆れてしまうほど、馬鹿だと思う
「はぁっ…学校、行かなくちゃ」
そう思い、ベッドから立ち上がると
「…あっ」
グラッと視界がゆれる
ま、まずい…ほとんど寝てない状態だったから
身体がフラフラするし、なんだか熱い
熱でもでたかもしれない
「確か…薬…」
前に熱を出して千尋先生に看病してもらったときの薬があったはず
机の棚をあさると、辛うじて一回分あった
良かった…
そう思い薬を飲んで、私は部屋のカーテンをあける
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