先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
教室につくと、そこには三人くらいの生徒がいて
珍しい事にいつも登校するのが遅い龍之介くんが机に座りながらボォーと外を眺めている
「おはよ。龍之介くん」
「ん?あぁ、はよ」
軽く挨拶をしてから、マフラーをとり机に鞄を掛けてから椅子に座る
あー…やばいな
またクラクラしてきた…
額に手を当てると、朝より熱くなってる
わたし、身体がもつかな…
そう不安に思うと、龍之介くんが突然身体の向きをクルリと変えて私をみてくる
「……?」
な、なんだろう
「あのさ、サラ」
「は、はい?」
「この間、奏汰とデートしたんだってな」
「…ぇ」
デート?なんで知ってるの?!
あ、いや。黒崎くんと龍之介くんは友達だから
もしかして黒崎くんが龍之介くんに言ったの?
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