先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





「凄いよね。海外で活動してるなんてさ」


「あぁ、昔から歌上手かったしな…あ、奏汰の新しい雑誌あるけど見るか?」


「え?また出たの?」


凄い!


「半年くらいは出るって話しだ…それからは、自分のグループが出るとか言ってな」


そう言うと、龍之介くんが鞄をあさり一冊の雑誌を私に差し出す


「ほら」


「ありがとう…」


受けとる瞬間、一瞬だけ彼の指がふれたけど


「…………?」


、特に気にすることなく雑誌を広げようとすると―…


「サラ」


「え?」


突然、伸ばされた手が私の額をふれる


……っ!?


「りゅっ」


「熱い」


空いてる片方の手で私の頬を触るなり龍之介くんの目付きが私を睨み付けた


「熱、あるだろ」


「…あ」


し、しまった!



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