先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






――――……



「じゃあ、俺は教室戻るからな」


「うん…分かった」


保健室につくと、当然だけど、そこにはやっぱり千尋先生がいて


龍之介くんが事情を説明すると私はあっという間にベッドに寝かされた


「瑠花には俺から言うから安心して寝てろ」


「ぅん…」


そう言い、彼に手をふると龍之介くんはすぐに保健室を出ていってしまった



「………」


「……」


そして、残された保健室に沈黙が走る

先生とこーやって二人になるのは久しぶりなのに全く嬉しくないのは私が不安だからだ



何を言われるか

謙先生ともう一回付き合うことにしたとか


考えるほど、思考はマイナスにいくばかりで


先生とは目を合わせられないでいる



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