先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






「龍之介ってば、また?」



呆れぎみの瑠花に少し同感

龍之介くんがモテるのは知ってるから、こーゆうのは仕方がないけど


2回目も見て気持ちいいものじゃない


そう思っていると…


バチン!


「あ!」


女の子の手が龍之介くんにあたり、それを避けることなく見事にヒット


「最低よ!さんざん私で遊んでおいて!今さら付き合わないなんて!ばか!」


そう言うと、もう一回彼を叩くと勢いよくそこから逃げ出すようにいなくなる


「……たっく」


"痛てぇ"なんて呟きながら龍之介くんは怠そうに歩いて来て…


「…あ」


「……お前ら」


バッチリと目と目があってしまった



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