先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





「あ、えっと」


「………」



「か、顔!だ、大丈夫?」


「え?」


さっき、女の子に叩かれた頬を指すと"あぁ"と言ったまま小さく頷いてくれる


「そ、そう」

なら良かった。うん…


「悪いな、何どもあんなところ見せて」


「え?あ、ううん」


まぁ、見ればびっくりだけどなれたっていうか…


「そ、それより!教室、いかない?」

「え?あ、あぁ」


なんとか、この空気を脱出したくてそう言えば"そうだな"と言い龍之介くんが歩きだす


「…」


それを追うように、私も龍之介くんと教室にむかった




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