先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
つい、…か
不意にその言葉をきいて唇に触れるとまだ熱い
もっと先生に触れたい…
「ねぇ、先生…?」
「ん?」
「わたし、病気かも」
「は?」
ドキドキする胸元を抑えて私は先生をみる
「なんか、いまのキスだけじゃ…足りないっ」
「……」
ピタリと動かす手をとめて驚いたような顔をする
「サラ、それがどういう意味か分かってるのか?」
「…っ」
そんなの、わ、分かってる。私だって、大人なんだもん
そっと、小さく頷くと千尋先生は額に手を当てながらため息をはく
「やめろって、そんな風に誘うな」
「…千尋…先生」
だって、本当に足りないんだもん
私だって変な事を言ってるのは分かってる
だけど、最近足りないの
先生にもっと触りたいし、触って欲しい
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