先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






「……」


だけど、いまの私の言葉に千尋先生はすごく困ってる


そんなの先生の表情ですぐに分かった


「ごめんなさい…先生」


先生は私が生徒だから、そーゆう事に気をつかってくれてるのは知ってる


それを、無駄にするなんて…ダメだよね


少し寂しくて、小さな声で謝る


話題をかえよう、3日ぶりに二人きりなんだもん


「と、ところで、先生は甘いもの平気ですか?」


雰囲気を変えたくて放った言葉に先生は何かを決心したように私の手をにぎる



「え?」

「甘いものか?嫌いじゃない、サラがくれるなら」

「あ、そう…ですか…あの、なんで手を」


にぎるの?先生の行動が意味わからなくて頭をかしげると先生の色っぽい瞳が目にうつる



「俺には、欲しいものがある」


「…は……はぃ」

あ、チョコレートのリクエストとか?


なんだろう…そう思い、"何ですか?"聞くと先生が笑う



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