先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




「お前だよ、サラ」


「…………え?」


わ、わたし!?


「なんだその顔、誘ったのはそっちが先だろ」


「あ、いやっ」


確かにそうだけど、それは先生が変な顔したから…ダメだって、思ったから…


「で、でも…私って言われても明日は…っ」


さすがに、それは…心の準備が出来てない


「なら、いつならいいんだ」


「うっ」


いつって、いざこーなると答えが難しい。ど、どうしよう


「せ、せめて…2ヶ月は…っ」


「2ヶ月?おまえ、俺に飢え死にしろってか。誘っておいてそれはない」

「だ、だって」


「せめて1ヶ月」


「っ」

「じゃないと、もうキスもしない」


そ、そんな…っ


「な…いいだろ?俺だって我慢してるんだ」


「………っ」


囁くような先生の声に私は真っ赤


だけど、先生に触れて欲しいのは私の願望でもある


い、1ヶ月後に…先生と…想像しただけで頭から湯気がでそう



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