先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
な、何を言ってるの?この先生…
普通怒る所じゃないの?
「…ち、千尋先生っ」
私がそう小声で呼ぶと、あ゛ー!!と頭を抱えてこの世の終わりかと思うような声で叫ぶ
「もう、終わりだ…」
「え?」
「しかも、千尋。聞いてないぞ…お前に女がいるなんてな」
そう微笑みながら言うと、その先生は私のほうを向いて軽く頭を下げた
「久しぶりだね、お嬢さん」
「……あ」
お、覚えててくれたんだ。嬉しい
「は、はい!」
「びっくりだな。まさか君が千尋の彼女だったなんて…って、あれ?確かに君は高校生じゃなかったけ?」
「………え?」
あっ!そ、そうだよ!この人は私が高校生って知ってるんだった!
「あ、いや…その「いい、サラ」」
違います!そう言おうとした私の言葉を遮り先生が私の前にでる
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