先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「サラ、いいから」
「……?」
そのまま振り向いて、先生と視線があう
「よくきけ…この人は、俺の親父だ」
「………え?」
千尋先生の、お父さん?
「えっ!?」
思いがけない言葉に先生をみると、ニコリと笑い私に手をふる
「どうも、息子がお世話になってるね、ちなみにここの医院長もしてます」
「………」
し、信じられない、この人が千尋先生のお父さん?
千尋先生とお父さんを交互にみると、確かに目元がにている
彼に親近感が沸いたのは千尋先生のお父さんだったからなんだ…
「あ、…ど、どうも」
「そうか、そうか」
「?」
うん、うん。と頷く千尋先生のお父さん
「いや、私は嬉しいな…やっぱり息子はロリコンだと昔から思っていたが、間違いはなかった」
「は?何を言うんだよ」
「何をって、だってこの子は「お、親父!」」
「な、なんだ…」
「余計な事を言わないでくれ!だから嫌なんだ!」
いつもの先生とは思えないような態度に私はびっくりする
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