先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





――――……



「先生、あんなこと言って良かったんですか?」


病院をでて、近くの公園で座りながら、私はさっきのことを聞いた


あれから、先生はあまり話してくれなくてここにくるまで、ほぼ無言だった


さすがにそれは、ダメ


そう思って私が聞くと先生はため息をつく


「いいんだよ、親父は軽いから強く言わないとわからないんだ」


「……」


そう言う先生は本気で悩んでる様子


「あ、てかそれより、思ったんだが、なんか親父のこと知ってるみたいだったけど」


パッと顔をあげて私をみながら、頭を傾げる


「あ、それは…二回くらいたまたま会ったって感じで…」


「?」


なんて言えばいいんだろう


そう頭で悩んで、私は先生のお父さんの事をはなした





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