先生は蒼い瞳の狼くん*2nd








―――――……



「サラ、そっちは俺がもつから」


「あ、うん。ありがと」


放課後、久しぶりの掃除当番が回って来てじゃんけんでまけた私と龍之介くんはごみをもってボイラー室にむかった


どうやらこの学校ではボイラー室でごみを集めて、それからゴミ収集車がきて持っていくらしい


それで、龍之介くんと来て今は教室に帰る途中だ



「あー、あと一週間もこれが続くのはだるい」


「あはは、よく言うよー。今日だってサボろうとしたくせに」


実は、今日は掃除って知って帰ろうとした龍之介くんを私が引き留めたのだ

なんて言っても、それは後藤くんが"お前がやれば大丈夫!"と言われてほぼ無理矢理な感じだったけど



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