先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




べったり?私が?千尋先生に?


意味がわからないっ



「なんですか、それ」


「覚えてないか、ほら…俺の目の話しならまだ覚えてるか?」

「…目ですか?」


それって、先生の目の色が他の人と違って、嫌いだったけど…



「ある女の子に…好きって言われたことですか?」


「そう」


頷くと、勢いよく私にむかって指をさす


「…………へ?」


「それ、サラだから」


「……!?」

「俺はそれ、思い出だから再開した時も覚えてたのに、お前…"初めまして"だからかなり傷ついたんだぞ」


うそ、うそだ



「私、そんなの全然覚えてないです…」


「小さかったからな」

「………」


「俺が好きだから、結婚する!ってよく言ってたんだぞ?」


「…~っ!」


全く覚えのない事実に思わず赤面



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