先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
もう、いい
十分に先生を身体で覚えたから…
軽く深呼吸をして、先生と目が合い、私が口を引いた時―…
「先生「サラに話しがある」」
「…え?」
私より早く、先生がその口を開いた
「…………」
わたしに?はなし?
「な、んですか?」
まだ何かあったのか、不安になる私とは違い先生はポケットから何かを取り出す
「ゲームをしよう」
ポケットから出てきたのは、二枚の封筒
「え…」
げ、ゲームだなんて…私はそんなことをやってる暇なんてない
早く言わないと…涙をこらえられなくなるのにっ
「………っ」
うつむく私に先生は息をはきながら、そっと椅子に座らせ、先生も私の向かい側に座る
「ほら、封筒をもって」
だけど、先生は私の両手に封筒を一つずつ持たせて言葉を続けた
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