先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「今からするのは、神様ゲームだ」
「か…み、様ゲーム?」
なにそれ…聞いた事のない名前に首をかしげる
「そう、ルールは簡単だ。サラが神様で俺が迷い子」
「………」
「神様は迷い子に正しい道を教えなくちゃいけない。今から俺とお互いに質問をしてサラが渡したいと思う方の封筒を俺に渡せばいい。それだけだから」
「……」
先生と会話をして、封筒を?
そう言われ、封筒をみると先生が私の手に自分の手を重ねる
「右の封筒には"特別券"が入ってる。これは神様の言う事を一つだけ聞く券」
「………」
「左の封筒には……」
「……」
「アメリカ行きのチケットがある」
「……」
それって…
「先生っ」
「何も言うな。俺だって迷ってるんだ」
「………」
「迷ったあげく、俺はこーしなくちゃ答えが出ないんだ」
「………」
「だから、ほら…質問するからな?」
千尋先生はそう言い、んーとうなり声を出し初めた
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