先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





「わかったよ…言うから」



私から身体を話して先生が咳払いをして恥ずかしいのか思い切り顔をそらしながら両手を広げる先生


「これ以上…好き…だ」


「…………っ」


あぁ、もう


私ってば、なんて幸せなんだろう


これだけ、先生が私を思ってくれるなら…もう大丈夫だ












「先生」


「…ん?まだ足りないって」


「違います。そうじゃなくて…私、答えが出ました」


そう言い、私はそっと先生に封筒を差し出した














「サラ…それ」


「アメリカ、頑張って行って来て下さい」

「……………」


「…」

「いいのか?…それで」

「はい」

「理由は?」

「色々ありますけど、一番は先生が私の事を大切に思ってくれてるって分かりましたから」


あんな風に好きって言ってくれたり、私に言った事を反省したり


もう一回悩んで、行かない事も考えてくれた


しかも、こんなゲームまでして、私の気持ちを優勢してくれた


それだけで、いい



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