先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





「金髪美人と浮気なんてしないでくださいよ?」


そう笑いながら言うと、先生が苦笑いしながら私の腕を掴む


「それを言うなら、サラだろ?」


「え?わたし?そんな…しませんよっ」


「どうだかな、お前は知らないだろうけど…結構人気あるんだぞ」


「え?そんな事言うなら先生だって…格好いい…からっ」



「不安か?自分で決めたくせに」


そりゃ、不安じゃないって言ったら嘘だけど


「千尋先生を信じてますから」



ニコリと笑い、先生に言うと彼の顔が赤くなる


「あー…そっか…うん…全く、なんでそんな可愛い事を言うんだ」


「へ?」


握っていた手をひいて、先生はベッドに向かって私を座らせるとカーテンを閉めてしまう




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