先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
ちなみに、私は瑠花がどうやってあの事を先生にきくのか知らない
教えて、そう言っても"後でわかるから!"の一点張りで最終的に教えてくれなかった
「あぁ、別にかまわないさ」
「そう、良かった!ほら、サラ立ってないで座りなよ」
「え、は、はい」
瑠花が指さす先に座ると、不意に先生と目があってクスリと笑われる
「…っ」
は、恥ずかしいから見ないで!
慌てて視線を反らすと、先生は読んでいた本を閉じてから自分の机にその本をおく
「ちーちゃんってば、そんな分厚い本読んで眠くならないの?」
「ならない。慣れだ慣れ」
「えぇー、その慣れるまで問題かも」
そう言うと、瑠花は笑い先生の近くに座りその本を数ページだけめくる
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