先生は蒼い瞳の狼くん*2nd



うそ…信じられない…


千尋先生が合コンをしてお持ち帰りだなんて


だって、そーゆう場所でのお持ち帰りって…"色々"とあるわけで。千尋先生も―…


「…っ」

頭になんだか、嫌な光景が浮かんで、必死にそれを消そうと頭をふる


「で、その人と今、付き合ってるの?それとも一夜だけ?」


視線を私から先生に戻した瑠花は彼にそう言う


「渡部、ハッキリ聞きすぎ」

「いいじゃん。長い付き合いなんだから」


「いや、そうだけど…はぁっ…全く」


呆れたような声色で"謙め"と呟いて先生はため息をはいた


「渡部が思ってるような事はない。第一、あの合コンだってかなり無理矢理だったんだ」

「ふぅーん」

「信じてないな」


「うん、だってお持ち帰りしたのは事実だし?」



そしてまた、悪魔の顔をする瑠花



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