先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




「だから、確かに一緒には帰ったが、すぐにタクシーに乗せて別れたんだ」


「へぇ、なんで?」

「なんで?」

「うん、なんで?」


「…別に、彼女と仲良くする必要なんてないからだろ?」


先生はそう言うと、チラリと私の背中に視線を送る


必要がない…

二人の会話に私はこっそりと先生を見ると目がバッチリと合う


「必要ないって、もしかしてちーちゃん好きな人とか、付き合ってる人いるの?」


「…え?」


「……ぁ」


上手い具合にぶつけた質問に私の胸は高鳴る


この質問をするために来たのであって、いざ

その答えが出ようとしてると、先生出す答えに心臓はバクバク



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