先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




先生は、なんて答えるの?


そんな私の不安を打ち消すように先生は私に優しく笑いかけて再び瑠花をみた


「そうだな~」

「だな?」

「まぁ…いる。目が離せないくらい反応が可愛い奴がな」


あっ…胸が締め付けられてカァと顔に熱がこもる

恥ずかしさと、嬉しさが込み上げて来て私は息をするのも苦しい


「へぇ、ちーちゃんにそんな人がいたんだ」

「羨ましいだろ?」


「はぁ?なにそれ、ちーちゃんってばのろけちゃって!」


頬を膨らませて少し怒り瑠花は突然立ち上がる


「なんか、自分ばっか幸せなんてーずるい!なんか悔しいから、ジュースでも買ってスッキリしよ…」


ポケットから小さい財布を取り出して、背中を向ける私の肩に触れた


「…あ」


「サラ?私、自動販売機行ってくるけど、何かいる?おごるよ?」


「え」


ちょっと、待って。この状況で自動販売機に行くって事は、瑠花もしかして…



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