先生は蒼い瞳の狼くん*2nd




「む、無理だよ!」



瑠花の企みが予想出来る―…


きっと、この状況で二人きりにして後は楽しんで!って事なんだろうけど。そんなの無理だ!


千尋先生に聞こえないようにそう言い、指で小さくバツ印を作ると、瑠花の顔がニコッと笑った―…


わ、笑った?な、なんで?


「瑠花…」

「そう、じゃあ紅茶買ってくるから待っててね」

「え?紅茶?」

聞き返す私に瑠花の口が動き"約束守りなさいよ"の文字をかたどった


そんなっ


そんな!確かにきく事には了承したけど、二人きりになることはいいなんて言ってない!



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