先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
と、言うか…昨日の今日だし、いきなり二人きりなんて…
そんな私の不安を無視して瑠花は私に手を数回振ってから保健室を颯爽と出て行ってしまった―…
「…………」
残された保健室にドサッと雪が落ちる音が繊細に響く
な、何を話せばいいのか
前みたいに黙ってるわけにはいかないし…
だからと言って、気のきいた事を言えるような性格じゃない―…
だけど、と、とにかくっ
「あ、今日はっ!」
そう口を開いた時―…
ギュウと後ろに感じる温もり。直ぐに分かる。抱き締めるそれが、先生の優しい腕だと言うことに
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