先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「…」
私を見つめる二人の視線が痛いような、気まずいような、そんな気がしてならない
と、ゆーか…私は本当に何もかも知らなかったわけで…"あの人"に対して
なんであの日、教えてくれなかったんだろう?そんな事を思っている
同じ先生なわけで、龍之介くんの外出禁止は絶対に知っていたんだもの
なんだか、今日になって、全てを知った私はあの日から浮かれていた自分を攻めたくなる
もちろん、浮かれていた理由は――……
『お前が、最近好きになった―…』
あの時の出来事――…
.